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リブ編みのフィット感で
1日中ストレスのない履き心地。
コットン100%のリブソックス

⬛︎ ゴムに頼らず、リブ編みそのものの伸縮でやさしくフィット
⬛︎ 強撚オーガニックコットンの、毛羽が少ないさらりとした肌触り
⬛︎ しっかりと目の詰まった編み地で、毎日の着用に応える
⬛︎ 立体的なリブ編みで、見た目にも表情をプラス
⬛︎ レザースニーカーにも革靴にもなじむ、ベーシックな3色展開

⬛︎目次

・こんな方におすすめ
・商品の特長
 01|ゴムに頼らず、
   リブ編みの心地よいフィット
 02|強撚コーマ糸が生む、
   さらりとなめらかな肌触り
 03|撚りの強い糸を3本合わせた、
   丈夫な編み地
 04|リブ編みそのものの伸縮が生む、
   立体的な表情
 05|職人の手仕事が支える、
   希少な編み立て
・靴と装いに合わせて楽しむ、2つの着こなし
 01|レザースニーカーや革靴に、
   すっきりとした足元を
 02|デニムやチノパンに、
   リブの表情をさりげなく
・スタッフ着用サイズ比較

それぞれの特長について詳しくご紹介します。

⬛︎こんな方におすすめ

・靴下の締め付けや、夕方に残る跡が気になりやすい方
・汗ばむ季節にも、さらりとした肌触りの綿ソックスを選びたい方
・すぐに薄くなったり、穴が開いたりしにくい靴下を探している方
・革靴にもスニーカーにも合わせやすい、シンプルな一足が欲しい方
・素材だけでなく、編み方や職人の手仕事にも目を向けて選びたい方

⬛︎商品の特長

01|ゴムに頼らず、リブ編みの心地よいフィット

靴下を履いていて、夕方になると足首に跡がくっきり残る。そんな締め付けが気になる方に知ってほしいのが、このソックスのフィットの仕組みです。

一般的なスポーツソックスなどには、編み地の各段にゴムを編み込むことで、足にフィットさせるものがあります。一方、このソックスは、リブ編みそのものが持つ伸縮性を生かしてフィット感を生み出しています。ゴムに頼って締め付けるのではなく、リブの凹凸が伸び縮みすることで、足をやさしく包み込むような履き心地を目指しました。

履き心地を左右するのが、リブの凹んだ部分と出っ張った部分、それぞれの編み目の詰まり具合です。編みたての工程では、この2つの部分を均等に調整。伸び方に偏りが出にくいように編み立てることで、自然な伸縮と戻りのよさにつなげています。

リブの表情だけでなく、リブ自体の伸縮でフィットさせる。 見た目と履き心地の両方に関わる、編み方の工夫です。

※履き口にはゴムを使用しているため、履き口部分にはゴムの跡が付く場合がございます。

02|強撚コーマ糸が生む、さらりとなめらかな肌触り

素材には、オーガニックコットン100%のコーマ糸を使用。綿糸を作る工程で短い繊維や不純物を取り除き、長い繊維を揃えたコーマ糸は、毛羽立ちが少なく、なめらかな手触りと上品な光沢が特徴です。
さらに、糸にしっかりと撚りをかけた強撚糸を採用。繊維が引き締まることで毛羽立ちにくく、洗濯を繰り返してもきれいな表面感が長持ちします。
触れたときには、コットンらしいやわらかさだけでなく、シャリッとしたドライな感触も。さらりとした肌触りを好む方におすすめです。

足の甲から足裏にかけては、表面がフラットな天竺編みを採用しています。レッグ部分のリブ編みとは異なり、凹凸が少なく、厚みも均一。靴の中で生地がごろつきにくい造りです。

また、強撚コットンならではのドライな肌触りに加え、コットンは適度に湿気を含む素材。足と靴の間にほどよいグリップが生まれ、靴の中で足が滑りにくいことも特徴。さらりとした感触と、安定した履き心地の両方を考えた素材です。

03|撚りの強い双糸を3本合わせた、丈夫な編み地

靴下は、気に入ったものほど出番が増えるアイテム。だからこそ、履き続けるうえで気になるのが、生地の薄くなりやすさや穴あきです。このソックスでは、糸の選び方と編み立て方の両面から、丈夫なつくりを目指しました。

丈夫な編み地を支える秘訣は、編み立てる糸にもあります。単糸を複数本束ねる方法とは異なり、糸を2本を強く撚りをかけた双糸を3本合わせて編み立てることで、生地そのものの強度を高めています。

このソックスを編み立てるのに使用しているのは、巻き取り式ダブルシリンダー編み機。編み上がった生地を下方向へ巻き取りながら編み進める構造は、生地をしっかりと編み立てやすく、密度の高い仕上がりと型崩れしにくさにも関わります。

靴下は履き方や洗濯の仕方によって状態が変わるもの。それでも、毎日のように使うことを考え、素材と編み地の構造に工夫を重ねました。長く付き合える定番を選びたい方に、つくりの違いにも目を向けてほしい一足です。

04|足元を上品に見せる、立体的な本物のリブ

このソックスのポイントは、足首まわりにくっきりと表れるリブの立体感。リブの山と谷がはっきりと見え、パンツの裾からのぞいたときにも、足元にほどよい存在感を添えます。

安価なリブソックスに多い、ゴムを編み込んでリブの形を再現するのではなく、リブ編みそのものの伸縮性でフィット感をつくっています。見た目のためだけではなく、編み方そのものが履き心地にもつながっています。

レッグ部分のリブ編みと、足の甲から足裏へは天竺編み。この組み合わせは、アメリカンリブと呼ばれる伝統的なソックスの構造。足首には立体的な表情を持たせながら、靴の中に入る部分はフラットに。装飾を加えず、編み地の違いで表情をつくっています。

毛羽の少ない強撚コットンも、リブの凹凸をすっきりと見せる要素のひとつ。派手な柄やロゴがなくても、編み目の陰影と素材の表情が足元のアクセントに。シンプルな服装に合わせても、細部のつくりが感じられるデザインです。

05|職人の手仕事が支える、希少な編み立て

このソックスを編み立てるのに使用しているのは、1970〜80年代に製造された大東精機製の巻き取り式ダブルシリンダー編み機「VJL」です。現在では新しく製造されていない機械を整備しながら使い続け、リブの立体感や編み地の仕上がりを支えています。
コットンは、気温や湿度などの環境によって状態が変わる自然素材。繊細な編み機で安定した編み地に仕上げるには、その日の状態に合わせた調整が欠かせません。

足底・甲・レッグなど各部の上下にある6か所の六角ねじを、その日の湿度に合わせて手作業で調整しています。素材や環境の変化に向き合いながら、ねじを少しずつ調整する。その積み重ねが、編み地の仕上がりを左右します。

機械は古くても、ただ昔のまま使い続けているわけではありません。日々の状態を見ながら手を入れ、編み立てに必要な調整を行うこと。こうした数値だけでは捉えきれない素材や機械の状態を見極める職人の手仕事が、特徴的なリブや、密度のある編み地につながっています。

⬛︎ 靴と装いに合わせて楽しむ、2つの着こなし

01|レザースニーカーや革靴に、すっきりとした足元を

このソックスは、革靴の上品さとスニーカーの履きやすさを併せ持つレザースニーカーに似合うよう、きちんとした装いにもカジュアルな装いにもなじむ表情を目指しました。

オフィスカジュアルには、ネイビーを合わせて落ち着いた足元に。スーツや黒い革靴にはブラックを選ぶと、パンツから靴まで自然につながります。白いレザースニーカーにはホワイトを合わせて、軽快な印象にまとめるのもおすすめです。

靴とパンツの間から見えるリブが、足元にさりげない立体感をプラス。無地のシンプルなソックスだから、装いになじみながら細かな編み地の表情を楽しめます。

02|デニムやチノパンに、リブの表情をさりげなく

休日には、デニムやチノパンにキャンバススニーカーを合わせたカジュアルな装いにも。裾を少しロールアップしてリブをのぞかせると、シンプルな組み合わせの中で足元がさりげないアクセントになります。

ホワイトは明るいスニーカーに合わせて軽やかに、ネイビーやブラックは濃色のパンツとつなげて落ち着いた印象に。3色ともベーシックなので、手持ちの靴やパンツに合わせて選びやすく、色違いで揃えておくのも便利です。

キャンバススニーカーやレザーシューズにもなじむアメリカンリブのデザイン。仕事の日も休日も、靴に合わせて自然に取り入れられます。

ゴムに頼らず、リブ編みそのものの伸縮でフィットすること。さらりとした綿の肌触りと、密度の高い編み地、職人の手仕事が生む立体的なリブ。毎日の装いに取り入れやすいシンプルさの中に、履き心地とつくりの工夫が詰まった一足です。ブラック、ネイビー、ホワイトから、手持ちの靴に合う色を選んでみてください。

お手入れ

・色の濃い製品は、色移りを防ぐため、淡い色のものとは分けてお洗濯ください。
・淡い色の製品には、蛍光増白剤の入っていない洗剤をおすすめします。
・漂白剤のご使用はお控えください。
・洗剤が残らないよう、すすぎは十分に行ってください。
・乾燥機のご使用は避け、自然乾燥をお願いします。
・干す際は、履き口を上にして、風通しのよい日陰で乾かしてください。
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FACTORY

約40年の時を経て、ついに日の目を見た「和紙ソックス」。“何も知らない若造”を乗り越え、職人と挑むものづくり

約40年の時を経て、ついに日の目を見た「和紙ソックス」。“何も知らない若造”を乗り越え、職人と挑むものづくり
消臭効果があり蒸れにくく耐久性もある、ファクトリエの大人気アイテム「和紙ソックス」。

このソックスを手掛けたのが、岐阜県関市で長年にわたり靴下を作り続ける「東洋繊維」です。その歴史はとても古く、はじまりは昭和12年、名古屋市中区にて創業者・水谷定一さんが開業したメリヤス卸商店にまでさかのぼります。
戦争が激化する中で岐阜県岐阜市に疎開したものの、海軍の招集で軍隊生活を送っていた定一さん。戦後、岐阜市に帰ってみると無残にも空襲で原料は丸焼け。しかしながら、かろうじて唯一残っていたのは靴下編機でした。この焼け残った靴下編機を前にし事業再開の意欲が湧き上がったそう。

その後、同業社と合併、社名変更などを経て、平成18年に今の「株式会社東洋繊維」が誕生しました。

実践第一主義で挑み続ける、日本トップクラスの靴下工場

創業者・水谷定一さんが掲げたのが「実践第一主義」。

“買う身になって物をつくり、即断実践でのものづくりを実践する”

この精神のもと、いまでは国内外の大手ブランドや百貨店、スポーツブランドなどの靴下をOEM(受託生産)で作り続ける、日本トップクラスの靴下工場に成長。定一さんの後を継いだのが二代目の水谷二郎さん。そして現在は二郎さんの長男である、水谷顕冶(けんじ)さんが代表を務め、次男の陽治さんが専務に。

今回お話を伺ったのは専務の水谷陽治さん(以下、陽治さん)。
家業に戻ったのは2001年。当初は家業に戻るつもりはなかった陽治さんでしたが、戻ってみるとその厳しい経営状況に愕然としたそう。

家業を継ぐことを決心させた父親からの1本の電話

「当時社長を務めていた親父から“戻ってきてほしい”と連絡があって。それが2001年、私が北海道・ニセコにいる時でした。1986年にバブルが弾けて、90年代後半に経営が悪化して、会社が縮小していて。頭の中では、うちの親はうまくやってんだろうと思っていたけれど、めったに話したことがない親父からの連絡は、家業を継ぐことを決断するのに十分でした」
戻ってきたからには「新しいことをしなければ」という気持ちでいっぱいだった陽治さん。しかし、父親の二郎さん、兄の顕治さんからは「仕事を取ってきてほしい」と言われるけれどそもそも戦える武器がない。

驚かされた職人の技術力。しかし戦える武器=編み機がない。

大量に安く作ることを続けてきた工場には、同一機種がたくさんあり、どの機械も同じような靴下しか作れない現状。国内靴下ブランドは安く作れる海外に生産拠点移しており、東洋繊維の取引先も減少する中で、いまの武器=編み機では戦えない・・・。

「ただ、たしかに当時の編み機だけでは厳しいと思いましたが、戻って間もない私でさえ現場で働くスタッフの技術力の高さに驚かされました。この技術をもっと生かせるものづくりがしたい。お客様のニーズに合うものが作れなければ、こんなに素晴らしい技術も生かされない。そんな想いがずっとありました」

反対を押し切って導入した「パイル編み機」。スノーボーダーとしての経験をいかした靴下作りで光が。

そんな想いが少しずつ形になっていきます。

まず着手したのは他にはなかなかない「パイル編み機」の導入でした。社内からの反対を押し切り「いまこの編み機を入れないとダメだ!」となんとか導入にこぎつけます。
このパイル編み機を使って作り始めたのが、スキー・スノーボード用靴下、アウトドアブランドの登山用靴下。

「学生のころから社会人時代まで、アルバイトをしながらお金を貯めてスノーボード三昧の暮らしをしていました。長野、ヨーロッパ、アメリカなど滑りたいと思ったいろんな国、場所での生活をずっと続けていたんですが、まさか靴下作りに当時の生活が生きてくるとは、あの頃は思わなかったですね(笑)。でもシンプルに、山々で一緒に過ごした仲間、滑った仲間に東洋繊維の靴下を履いてもらいたいという純粋な気持ちが生まれて。そのためにはあのパイル編み機が必要だったんです」
導入してからは、アウトドアソックス作りに没頭。
当時の仲間がアウトドアブランドに就職したりプロになっていたりと、最初は仲間のツテで自社のソックスを広げていきます。このソックスがとても評判が良く、大手アウトドアブランドからも声がかかるほど高品質なパイル編み靴下に成長したそう。

「でもパイル編みが成功したのは何でだろうと最近振り返ったんです。わかったのは、おじいちゃん(創業者・定一さん)がとことん日本製にこだわって培ってきた“ハイゲージの靴下”を編む技術力があったからなんだと」
▲熟練の技術が必要なハイゲージソックスのリンキング。

「ただでさえ小さい靴下を、非常に細い針と極細の糸で作るハイゲージソックス。編み目と編み目を結合する「リンキング」もめちゃくちゃ難しいですが、それを平気でやってのける技術力。
その技術力があったからこそ、突然導入したパイル編み機でも現場がすんなり扱えるようになったんだと気づかされました。うちの技術力は本当にすごい」
パイル編みソックスで少しずつ光が見えてきた東洋繊維。ここから更なるチャレンジが始まります。しかし、そこには「靴下ゆえの困難」が大きく立ちはだかりました。

試行錯誤で始まった「美濃和紙」で作る靴下。靴下に不向きな

新たなチャレンジ。それがご存知の「美濃和紙」を使ったソックス。地元の特産品である美濃和紙を使ったソックス作りが始まります。
しかし、"新たな"とは言うものの、実は1983年ごろの二郎さん(2代目社長)の代から和紙を使ったものづくりは始まっていたそう。

「開発当時は、和紙にスリットを入れただけの糸で編んでおり“撚る=こよりにする”という工程をしていなかったので、かかとやつま先がすぐボロボロになってダメだったと聞いています。地元の特産品といった切り口で美濃市でも販売したが当然品質や生産性も悪くて」
もともと和紙ソックスの開発は、美濃市の製紙工場・大福製紙さんと先代が出会ったことがきっかけ。大福製紙さんの和紙を広めたいという想いに共感したのがはじまりだそう。

その後も大福製紙、スリットにした和紙を撚ることができる撚糸工場と東洋繊維にて悪戦苦闘を続け、ついに撚糸された和紙糸が完成します。徐々に糸も細くなっていきました。

「最初のスリット幅はなんと4ミリ。それを撚糸せずに使っていれば、それはすぐにだめになりますよね。それを撚ったとしても太すぎてハイゲージ編み機では編めずローゲージで編んでいました。そのため、和紙の特性もあってとてもガサガサだったんです。ガサガサ感は靴下では嫌われるのでとても悩みました」

百貨店やブランドに受け入れらない和紙ソックス。希望が見えたのは兄弟で実施した実演販売

時代とともに和紙糸はどんどん細くなっていきます。今のスリット幅は1.5ミリにまで細く、今では高密度のハイゲージでも編めるように。

しかし、美濃和紙の靴下を作り様々なブランドに提案するものの、二つの理由から全く採用されなかったそう。

「まず大手ブランドにとっては和紙ソックスの値段がとても高いということ。二つ目は、和紙ソックスが店頭で説明が必要なアイテムだということです。

価格については当然上がります。和紙を作りスリットを入れ、撚糸して染色してゆっくりゆっくり編んでいく。綿の靴下に比べたら編み機の回転速度は3分の1くらいです。早く編むと糸が切れてしまう。そうするとやはり生産効率が悪くなるので1足あたりの価格が上がってしまうんです。それが大手ブランドには受け入れてもらえませんでした。

そして「和紙」と聞くだけで、“水に溶けちゃうの!?”というお客様の疑問に答えなければいけない場面もあり、通常フックにひっかけて陳列している靴下売り場には馴染まない。そんな理由から苦戦しました」
うまくいかない日々が続く中で、「それならば」と兄の顕治さんとともに名古屋の百貨店で実演販売をすることに。「和紙なのに破けませんよ!」「サラサラしてとても気持ちいいソックスです!」と直接伝えてみると、お客様に理解してもらえて実際にたくさん購入につながったんだとか。

「やっぱり和紙はいいよねって。夏になると現場のスタッフは和紙のソックスを履いているし、絶対もっと行けるはずだと。そこでもう一度和紙ソックスと向き合い掘り下げていきました。そして誕生したのが、高密度に編みこんだハイゲージのビジネスソックスでした」

ファクトリエとの出会いで大きく変わった風向き

これならばいける!と意気込み、各ブランドに営業をかけます。

しかし、それでも上記の二つの理由からなかなか受け入れてもらえず落胆していた陽治さんに、1本の電話が入ります。

「ファクトリエの商品開発・岡田さん(上記写真・左)からでした。岡田さんとは以前、繊維商社さんの紹介で軽い名刺交換くらいでしたが、岡田さんから“和紙、とてもいいですね!ぜひ商品化しましょう!”と言われてとても嬉しくて。東京に営業に来て打ちひしがれていたときの電話でしたので、一気にモチベーションが上がりすぐに会いに行きました(笑)。そこからファクトリエとの取り組みがスタートしました」

工場が「絶対無理!」と猛反対。説得を繰り返してついに実現したカバーソックス

ファクトリエとの打ち合わせではこれまで和紙で作ったことがなかった、くるぶしより高さが低い「カバーソックス」や「和紙のパイル編みソックス」など、新しいチャレンジが始まりました。

「特にカバーソックスについては、工場のスタッフから「無理無理!」と猛反対でした(笑)。カバーソックスを作るためには、イタリア製・高速回転ハイゲージ編み機を使う必要があって。
▲イタリア製・高速回転ハイゲージ編み機

この機械はコンピューター制御なのでプログラミングの問題や、そもそも糸が高速回転に耐えられないということでみんな反対でしたね。今でこそ、普通にみんな編めるようになっているんですが、“また陽治が変なこと言ってるな”という反応でした(笑)。でも、目を付けてくれたファクトリエとの取り組みだったのでぜひともやりたいと、社内を説得して一歩ずつ開発していきました」
全く新しいチャレンジについて社内を説得するために、まずファクトリエの説明から始めた陽治さん。

「ファクトリエの取り組みや想い、そして今回ファクトリエとソックスを作ることの意味や価値をしっかり伝えました。北海道から工場に帰ってきて、パイル編み機を入れたいと言い出したときから、現場のスタッフとはたくさんケンカしてきたし、“何も知らない若造が無茶なこと言っているな”という感じでした。でも、新しい挑戦をするときにしっかり熱意をもって伝えていくうちに、“それが実現したら面白いね”ってスタッフが言ってくれるようになって。お客様からのいい声・悪い声も直接しっかり伝えると、“あぁ、確かにあの方法を試してなかったな”みたいに、現場から意見がどんどん出始めたり。そうやってメンバーとの距離を縮めていけたのかな、と思っています」

ついに日の目を見た和紙ソックス。ござの上を素足であるいているような感覚に

この取り組みへの理解を得られた後は、国家試験1級の技術力を持つ東洋繊維のものづくり力が発揮され、ついに初めての和紙カバーソックス、パイル編みソックスが誕生。

「この靴下もそうですが、和紙ソックスがファクトリエのオンラインサイトや店頭に置かれているのを見て、本当にうれしかったです。靴下を作っている身として憧れの工場・グレンクライドさんの横に並んでいるのも何とも言えない気持ちでした」
ついに日の目を見た和紙ソックス。
モノの奥にこれまでの努力と数々の挑戦のストーリー、想いがたくさん詰まっていますので、ぜひお試しくださいね。

陽治さん曰く、“ござの上を素足で歩いているような感覚を味わえるソックス”。とても気持ちいいですよ。

10年前に見つけた1冊の本。その本が自分を奮い立たせ“本当の責任感”が何かわかった

「10年くらい前に、この先どうしようかと相当悩んだ時期があって。その時たまたま東海地区のアパレル人物を紹介している本を実家で見つけたんです。すると、おじいちゃん(創業者・定一さん)が3ページにわたって紹介されていて。この記事を兄貴と一緒に読んで、“この工場、絶対につぶしちゃだめだな”って思ったんです」
「OEM(受託生産)の数がどんどん減少しているのに、取引先からの電話をずっと待っているような自分だったことにこの本が気づかせてくれました。岐阜の田舎で待っていても意味がない。東京や大阪に行って、人と会って動いて動いて、化学反応を起こして仕事をしないと何も始まらないって。

この工場をなくしちゃいけないという想いは、想うだけでは形にならなくて、この時ようやく本当の意味で「責任感」が生まれたんだと思います。

まだまだやるべきこと、やりたいことはありますが、“一歩ずつ進化しているんだ”と自分に言い聞かせながら、毎日行動していきたいですね」
東洋繊維株式会社
東洋繊維株式会社

昭和12年に創業し一貫して靴下作りを行う、日本トップクラスの靴下工場。百貨店専門店はもちろんトップアスリート用の靴下も開発。日本国内でもめずらしい全ての工程を備える一貫して靴下作りを行える工場で、国内のみならず積極的に海外工場を視察して中国国内にも合弁工場を設立し、べトナム・バングラディシュ等でも生産を手かげている。

岐阜県関市保明1632番地

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※沖縄県は1,000円(税込)
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